あなたは、仲田祐一という人物をご存じですか。
ベビー用品を作っている
「ピジョン」という会社があるのですが、その創業者の方です。
この人の話を、最近聞いたのですが。
彼がピジョンを作ったのは、1957年のこと。
当時、赤ちゃんの「ほ乳瓶」は、あまりいいものがありませんでした。
実際、赤ちゃんはもっとも「ダマされにくい」消費者です。
お母さんの胸を吸えるかどうかというのは、
まさに「生きるか死ぬか」。
ニセモノに吸い付いてしまったら、栄養が取れず、
死んでしまう可能性だってあります。
そのため本能的に、ちょっとでも「本物」と違うほ乳瓶だと、
見向きもしません。
いずれにしても、当時のほ乳瓶では、赤ちゃんがうまく吸わず、
世の中のお母さんたちは、大変苦労していたのです。
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